ASAGAO AS2000-JP ポータブル電源

リン酸鉄リチウムイオンの高い安全性

バッテリーセルは高級EVの車載バッテリーで採用が進むリン酸鉄系を採用。一般的に使われているNCA系や三元系に比べて結晶構造が安定しているため、破損や圧壊による発火の危険性が極めて低く、災害時のポータブル電源としても最適です。

AS2000-JPに搭載されているリン酸鉄系バッテリーセルは、高級車メーカーへの供給実績もあるベンダー製。リチウム電池の売上＆輸出額7年連続1位※1を誇る、信頼性の高い大手メーカーです。 ※1 メーカー調べ 。

高性能とコストセーブを両立

従来のリン酸鉄系リチウムイオン電池が抱えていた、エネルギー密度の低さを改善。三元素系など他のリチウムイオン電池と引けを取らない高出力を実現しました。また、一般的な三元素系リチウムイオン電池などで使用されるレアメタルのコバルトを使用していないため、環境負荷を抑えることも可能です。

さらに、従来高額だったリン酸鉄リチウムイオン電池を使用しながら、1Wh当たりの単価で一般的な三元素系よりも更に安い価格を実現しました。

最大2,000Wの高出力

最大出力2,000W（サージ電圧5,000W）。電子レンジやドライヤー、冷蔵庫はもちろん、業務用電動工具や工事用掃除機などの消費電力が高い電気製品でも使用できます。

交流出力（50・60Hz／手動切替）は純正弦波で、パソコンや電子機器にも使用できるほか、EV車の緊急電源※2としてもご利用いただけます。
※2 すべてのEV車への充電を保証するものではありません。

最大2,800Wまで使用可能なαBOOSTモード搭載

接続されたデバイスの消費電力の合計が2000Wを超える場合、αBOOST（アルファブースト）モードを起動すると最大2800Wまで給電が可能です。ドライヤーや電子レンジ、電気ヒータなど消費電力の高い製品でも同時にご利用いただけます。

（注1） パススルーモードではαBOOSTモードは使用できません。
（注2） αBOOSTモードは抵抗負荷用に特別に設計されているので加熱機器に対応できますが、通常の使用時と比べて、性能・出力が制限されます。
（注3） 精密機器など電圧保護機能搭載の電化製品には使用できません。
（注4） 機器によっては動作しない場合もありますので予めご了承ください。

1,920Whの大容量

電動工具や通信インフラはもちろん、家庭用・医療用の冷蔵庫など、様々な機器の大容量バックアップ電源として、災害時など大きな力を発揮します。

車中泊ではエンジンをかけずに電化製品を長時間使用でき、ワーケーションやグランピングなどにも最適です。

なんと2時間以内でフル充電

ご家庭のコンセントなどから最大1,300Wで急速充電できるため、0～100％までの充電も最速でわずか2時間以内で完了。キャンプやレジャーなどのお出かけ前や緊急時にも素早く満充電できますのでたいへん便利です。

お急ぎでない場合はAC充電電力を専用アプリ【ASAGAO POWER】から最大充電電力の1％単位で設定可能、バッテリーの劣化を防ぎます。

また、スマホにインストールした専用アプリ【ASAGAO POWER】を使えば「AC静音充電」が選択可能。充電中に冷却用のファンが回らないため、静かに充電することができます。
※静音充電モードは専用アプリでの設定、または本体のAC出力ボタンを長押し（約5秒）することでON/OFFの切替が可能です。

スマホからWi-Fi/Bluetooth経由でコントロール可能

スマホに専用アプリ【ASAGAO POWER】をインストールすれば、Wi-Fi／Bluetooth経由で各ポートのON・OFFはもちろん、使用状況やAC出力電圧などの多彩な項目を離れた場所からコントロール可能。外出先からでも自宅のAS2000-JPを操作できます。

※Wi-Fi環境が利用可能な場合はWi-Fiで接続され、 Wi-Fiの信号が弱い室外などの環境では、自動的にBluetooth接続に切り替わります。

※ご使用いただけるWi-Fi環境は2.4GHz帯のみとなります。5GHz帯ではご使用いただけませんのでご注意ください。

充放電サイクル３,500回以上の長寿命

AS2000-JPが採用しているリン酸鉄リチウムイオンバッテリーは、従来の三元系などに比べ熱安定性も優れています。フル充放電サイクルは2000回で80％以上、3500回で70％以上と長寿命です。
ASAGAO JAPANは紛らわしい表記は致しません。

ソーラー充電や12V・24V車からの充電にも対応

純正200Wソーラーパネル（別売）2枚を接続すれば、電源のない場所でも最短6時間（理論値）でフル充電可能。

また同梱のACC（車載アクセサリ電源）充電ケーブルを使ってACCジャックからの走行充電も可能なので、移動時間中に効率的な充電ができます。

※車のシガーソケットを使用するACC充電は12V・24V両方対応。トラックや大型車など車種を選ばずにご使用いただけます。

使用状況が一目でわかるLCDパネル

バッテリー残量や使用可能時間、充電状況、使用端子の電力など、本体の状態を一括表示。全てのポートがOFFで一定の時間が経つと、省電力のためにLCDパネルの輝度が下がり、その後電源OFFになります。

専用アプリ【ASAGAO POWER】を使えば、LCD画面の表示時間を任意に設定できます。

最大13デバイス、AC／DC2系統の同時出力にも対応

【AC出力ポート】はタップx4を装備。
【DC出力ポート】は、USB-A（12W）x1、USB-A（28W急速充電）x2、USB-C（100W）x2、DC5525（センター+）x2、ACCx1、ワイヤレス充電x1を装備。 様々なデバイスへの同時電力供給が可能です。

パススルー＆自動切替機能を搭載(5~8ms以内)

一般のポータブル電源は充電しながら同時に出力する仕様が多く、バッテリーに高い負荷がかかります。AS2000-JPはフル充電時、コンセント等からのAC入力を本体バッテリーを経由しないで直接出力（パススルー）することができます。 なお、パススルーの状態で本体へのAC入力がストップすると、わずか5~8ms（ミリ秒）で外部電力から本体バッテリー出力へ自動的に切り替わります。

※電源自動切替機能は、接続された全てのデバイスでの連続動作を保証する物では有りません。瞬間的な電源遮断により、接続デバイスの再起動や電源OFFとなる可能性が有ります。予めご了解の上でご使用ください。
※パススルー状態での製品本体の充電が100％の場合、AC出力できる最大電力は1500Wです。
※パススルー状態での本体充電は、出力デバイスへの供給電力に合わせて、50W以上で充電します。

フル充電２台接続で仮想3,840Whの大容量を実現

パススルー機能により、フル充電状態のAS2000-JPを2台接続すれば、仮想3,840Whの大容量バッテリーとしてお使いいただくことができます※3。

※3 AS2000-JPを2台連結接続している際は、本体への充電（入力）を行わないでください。

低温下でもしっかり動作

ポータブルバッテリーの中には気温が0℃前後になると放電容量が急激に減少し、ほとんど動作しなくなってしまう機種も存在します。

AS2000-JPの使用温度範囲は-10℃～45℃。実使用時の動作を確認するため、高低温チャンバー内の出力動作テストを実施しています。

置くだけでスマホに充電できるワイヤレス充電対応

最新のワイヤレス充電規格に対応。
スマホを本体上部のワイヤレス充電ポートに載せるだけで充電できます※4。

※4 ケースの仕様や材質等により充電できない場合があります。

SOSにも役立つLEDライトを装備

本体正面にはアウトドアや停電時に便利なLEDライトを装備。
緊急時の救助要請に役立つSOSパターン点滅機能も備えています。

国際的安全規格に適合

ポータブル電源は安全性能も重要です。AS2000ーJPはFCC、CE、RoHS、IEC61000、UN38.3などの国際規格に準拠。

世界基準の安全性能を実現し、さらに世界で最も厳しいと言われているジャパンクオリティを基準にしています。

万全のサポート体制＆最長クラスの本体5年の保証

ポータブル電源は輸入商社が国内販売する場合も多く、サポートや問合せ窓口が日本にない場合が少なくありません。

AS2000-JPは日本人スタッフによる国内でのサポートデスクを設置。さらに購入後、ASAGAOホームページのマイアカウントより『ご購入製品登録』をしていただくことで、通常3年間の製品保証が+2年となり、合計5年間の長期保証で安心してご利用いただけます。

安全性の高いリン酸鉄リチウムイオン採用

万一セルが破損しても発火しない高い安全性、世界の車メーカーで使用されている高い信頼性のリン酸鉄リチウムイオン採用することで、3500回（残存70％以上）※を超える長寿命を実現しました。

※一般的なリン酸鉄バッテリーセルは仕様上、充電サイクル2000回で80％程度、3000〜4000回で70％程度の残存性能となります。ASAGAO JAPANは誤解を招くような過大表記は致しません。

ASAGAO冷蔵庫モード
（AC出力5W以下での維持時間をAPPから設定可能）

冷蔵庫など一部の電気製品は庫内の温度が設定値に達したり、一定の条件下になると休眠状況（消耗電力が5W以下）になるものがあります。一般的なポータブル電源は出力が低電力の場合、省エネモードに切り替わり、一定時間経過後に電源がOFFになってしまうものがあります。 こういった現象を防ぐため、ASAGAO 製品はAC出力が5W以下での電源維持時間を専用アプリで【常時ON】から30分および1時間単位で設定が可能なので、休眠状態への切り替えがある電気製品でも安心してお使いいただけます。直感的に理解しやすいように、冷蔵庫モードはアプリ上で【AC出力が5ワット以下での待機時間】として表示されます。

冷蔵庫のような休眠状態への切替がある電気製品に接続する場合：
AC出力の維持時間をアプリから【常時ON】に設定することで製品（冷蔵庫など）が休眠状態に入っても、AS1000-JPの電源はOFFにならず、継続して電力供給が可能になります。
また、【AC出力が5ワット以下での持続時間】を【30分、またはその他の時間】に設定することも可能です。ポータブル電源を使用した後にAC出力をOFFにし忘れても、ASAGAOポータブル電源は設定した時間経過後にAC出力を自動的に切断し、電力を節約します。

全高調波歪(THD)が1.2%とクリーンな電源

全高調波歪（ぜんこうちょうはひずみ、英: totalharmonic distortion、THD）あるいは全高調波歪率とは信号の歪みの程度を表す値。高調波成分全体と基本波成分の比で表す。全高調波歪とは、理想的なAC電源からの歪みをパーセンテージで示すもので、この値が低いほど電源の品質が高いとされています。

AS2000-JPは全高調波歪（THD）がわずか1.2%という、非常にクリーンな電源を提供します。一般的な家庭用電源のTHDは5-10%程度であるので、AS2000-JPの電源品質は明らかに優れています。この高品質な電源は、音質に悪影響を及ぼすノイズを抑え、より高品質な音を楽しむことができます。また、精密機器を使用する研究者やエンジニアにとっても、このクリーンな電源は重要な要素となります。

ASAGAOのパススルー・自動切替について
（ASAGAO独自の位相追従システムを搭載）

ポータブル電源は、商用電源と電化製品の間に接続することで、急に停電になった場合に商用電源からポータブル電源への切り替えが行われ、電化製品に連続的に電力供給できる機能がBCP対策として広く愛用されています。 この場合、ポータブル電源の機能が下記の二つになります。
A：停電時
商用電源からポータブル電源出力に切り替わります。 切り替え速度が遅い場合、ポータブル電源に接続する電化製品が電源OFFになるため、この時、一番大事なのは切り替えの速度となります。 ASAGAO製品が切替時の速さが業界最速となっております。 AS1000-JPの実測定切替速度が4ms（0.004秒）です。 AS2000-JPの実測定切替速度が5.4ms（0.0054秒）です。
B：電源復帰時
ポータブル電源から商用電源出力に切り替わリます。 この場合、ASAGAO製品の切り替え速度は3ms（0.003秒）で最速ですが、切り替え速度よりも重要なのは、ASAGAO製品が切り替える前に商用電源の電圧と位相を合わせてから切り替えていることです。

ASAGAO独自の位相追従システム：
AASAGAO製品はASAGAO独自の位相追従システムを搭載し、常に商用電源の電圧に位相追従し、ポータブル電源から商用電源への切り替え時もスムーズに行い、電化製品に対して位相のずれがなく、ノイズが少なく、高品質な電圧波形を実現しています。

他社製品は位相追従がないため、切り替え時に電圧のずれを強引に解消しようとする傾向があります。このため、商用電源との位相の不整合が多く見られ、結果としてノイズが多く、品質の低い波形が生じることがあります。 位相が異なる状態での切り替えによって、下記の問題点は引き起こる可能性があります：
1、突入電流が大きくなり、接続された負荷（電化製品など）に影響を及ぼす可能性があります。
２、状況によってはポータブル電源に接続する電化製品の基板が損傷する可能性があります。
時間が経つにつれて、確実に電化製品にストレスをかけ、寿命や故障率に影響を及ぼすことは避けられません。